サムレヴェンソン作『時を越えた美しさの秘密』をご紹介します。
大女優オードリーヘップバーンは この詩をこよなく愛しており、最期のクリスマスに 子供たちへ遺言として送ったとされています。
※ オードリーとオードリーの子供たちのお話は 下記をご覧ください。
時を越えた美しさの秘密
魅力的な唇であるためには、美しい言葉を使いなさい。
愛らしい瞳であるためには、他人の美点を探しなさい。
スリムな体であるためには、飢えた人々と食べ物を分かち合いなさい。
豊かな髪であるためには、一日に一度子供の指で梳いてもらいなさい。
美しい身のこなしのためには、決してひとりで歩むことがないと知ることです。
物は壊れれば復元できませんが、人は転べば立ち上がり、
失敗すればやり直し、挫折すれば再起し、間違えれば矯正し、
何度でも再出発することができます。
誰も決して見捨ててはいけません。
人生に迷い、助けて欲しいとき、いつもあなたの手のちょっと先に
助けてくれる手がさしのべられていることを、忘れないで下さい。
年をとると、人は自分にふたつの手があることに気づきます。
ひとつの手は、自分自身を助けるため、
もうひとつの手は他者を助けるために。
女性の美しさは 身にまとう服にあるのではなく、
その容姿でもなく、髪を梳くしぐさにあるのでもありません。
女性の美しさは、その人の瞳の奥にあるはずです。
そこは心の入り口であり、愛情のやどる場所でもあるからです。
女性の美しさは、顔のほくろなどに影響されるものではなく、
その本当の美しさは その人の精神に反映されるものなのです。
それは心のこもった思いやりの気持ちであり、時として見せる情熱であり、
その美しさは、年を追うごとに磨かれていくものなのです。
満開の花のような若さも、世界一の美貌を誇る外見も、有限であり刹那的なもの。
「いつかは失っていくもの」に執着することは 人生に大きな苦痛をもたらすことを、オードリーは早くから知っていました。
そのためオードリーはこの詩を愛し、子供たちへ
- 時が経っても変わらず、未来永劫 残っていくもの
- 時が経つほど より強く光を発していくもの
の重要性を説いていたのでしょう。