違いを知る(4話~)

[第6話] 趣味が合わない!? その違いを共に楽しむ方法

「あなたの趣味は何ですか?」

婚活で初対面の相手と話す際、必ず話題に挙がるのが趣味の話です。それがフックとなって、話が盛り上がることもあるでしょう。

昨今ではそれこそ、アニメ好き・動物好き・ゴルフ好き等といった「共通の趣味」をテーマに結婚相手を探す「趣味コン(趣味婚活)」「オタコン(オタク婚活)」等もよく知られるところ。

確かに、好みとする世界が共通している訳ですから、話題も弾むのでしょう。

では、逆に“趣味が合わない”と、どうなるのでしょうか? 夫婦は長続きしないのでしょうか、結婚生活は行き詰まってしまうのでしょうか?

今回はこの“趣味の違い”をテーマに、その違いを楽しみや豊かさに変える方法を見ていきたいと思います。

「夫(妻)と趣味が合わない~」と、二人の結婚生活に不安(不満!?)を抱いている方。結婚を考えるのに、「趣味が合わない人とでも大丈夫だろうか」と疑問に思っている方。是非、参考にしてみてください。

今日のコンテンツ

★ 趣味が違うと話題がなくなる!?
★ 趣味の違いが世界を広げる?
★ 違いを楽しむための条件
★ 二人で楽しめることを見つける

趣味が違うと話題がなくなる!?

趣味とは(仕事や生活上の必要性からではなく)本人が好んで行う嗜みを言います。要するに「好きなこと・やりたいこと」です。

趣味は日頃のストレスを緩和させ、人生を豊かにしてくれますが、夫婦間でこれが食い違う場合、逆にストレス要因にもなり得るでしょう。

例えば、夫はアウトドア派。夏は登山で冬はスキー。でも、奥さんはそれらに関心がない―。となると、休日の過ごし方から問題になります。

夫が奥さんそっちのけで趣味に走った日には、奥さんのストレス値が上がり、逆に奥さんに合わせて自粛するとなると、今度は夫のほうがストレスを溜め込むことに…。

この辺りが「夫婦で趣味が合わないと行き詰まる~」とされている理由です。

もし夫婦で趣味が同じなら、休日は「どちらかが我慢する日」から「一緒に楽しめる日」に変わります。また、夫婦共通の話題をもつことで、多少もめごとがあった場合でも、趣味の話が二人をつないでくれるかもしれません。

ただし…。同じ“映画好き”でもジャンルが違うだけで、一緒に見るにも、やっぱり一方に“我慢”が求められ、同じ“好き”でも“度合い”が違うと、話が噛み合わなくなる恐れがあります。

「僕もディズニー映画が好きだとは言ったけれど、まさか雑誌を買い揃え、グッズで部屋を飾り、キャラ名を子どもの名前にしたい~と言い出すとは思わなかったよ…」みたいな状況に。(“ガチオタ”と“ゆるオタ”?)

趣味がぴったり合う―というのは、極めて稀なことなのかもしれません。

 

趣味の違いが世界を広げる?

確かに、共通の趣味があったほうが話題も弾むでしょうし、趣味が合わないことで葛藤しているカップルはいます。でも、趣味が合わなくても、良好な関係を築いているカップルも多くいるのです。この違い、どこから来るのでしょうか?

前項「性格が合わない…」で紹介したように、夫婦の違いを克服する際の観点は「①違いをどう捉えるか」と「②共通点をどう見出すか」の2点。

前者の観点から見るなら、趣味が合わない場合の付き合い方のポイントは、ひとえに「互いの違いを楽しめるか否か(学び合えるか否か)」にあります。

例えば、シンプルに、山好きの夫と海好きな妻。二人は「山に行くか、海に行くか」で口論し続けることもできますが、互いに学び合う姿勢さえ持てたなら、山の魅力も海の味わいも分かる素敵なカップルになれるでしょう。

「そんな世界もあったんだ!」という新鮮な感動も発見できるに違いありません。こうしたカップルは、違いがあればあるほど、“楽しめる領域”が広がるのです。

著書「ベストカップルになるために」で有名なジョン・グレイ博士は、むしろ、互いに共感し得る価値観をもちつつも、「異なった関心分野」をもっているカップルがうまく行く、と指摘しています。

私と家内も、正に「趣味が合わないカップル」の典型ですが、趣味が異なると、互いに学び合い、教え合う楽しみなんかも生まれてきます。

男性なんかは「自分がリードしたい」なんて思いもありますから、例えば、彼女の趣味が自分と同じテニスで、おまけに相手のほうが上手だったりすると、それはそれで、つまらなくなるんじゃないでしょうか?(汗)

   

互いの違いを楽しむ条件

ただし―。互いの違いを楽しみ、学び合うには、2つの条件が必要です。一つは、相手の趣味(好み・関心分野)を尊重すること。もう一つは、自分の趣味を押し付けないこと、です。

実は、二人の間の葛藤は「趣味が違うこと」から生じているのでありません。

手品にハマっている夫がいるとして、奥さんが同じ趣味をもっている必要などないでしょう。ただ、「すご~い」と関心を示すだけで円満な関係が保たれます。

亀裂は恐らく、こんな反応から生じるのです。「は?それで?何が楽しい訳?」

「趣味が合わないこと」と「話が合わないこと」は別です。大切なことは、相手が関心をもっていることに関心を向けてみること。そのうち、案外、自分も楽しめるようになるかもしれません。

或いは、「全く楽しさが分からない」場合でも、相手の趣味を否定・軽視せず、尊重してあげればいい訳です。

ネイルを趣味にしている妻の横で、夫が一緒にネイルを始める必要はないでしょう

。ただ、ネイル好きの妻のために新製品を買ってきてあげるくらいの気遣いができると(→レベル高!)喜ばれるんじゃないでしょうか?

一方で、違いを楽しむもう一つの条件は、「自分の趣味を押し付けないこと」。これ、大事です。

無論、相手と一緒に楽しみたい気持ちは分かります。夫が笑いのツボにはまっているのに、妻が横で白けているとか、妻は映画のラストシーンで目頭を熱くしているのに、横で夫が眠りこけていたりすると、「何ぃ~?」と思うのかもしれません。

が、むしろ、そうした感覚の違いなんかも笑いのネタにできると、夫婦関係を楽しめるに違いありません。

自分の趣味だけを価値視したり、自分のファッションを押し付けたり、自分が好きだからと、相手に無理やり苦手なスポーツをやらせるようでは、違いは「苦痛」にしかならないでしょう。

  

「二人で楽しめること」を見つける

最後に「共通点を見出す」という観点から、「二人で楽しめることを見つける」という点も付け加えておきます。

確かに、夫婦で一緒に楽しめることがないのは寂しいでしょう。でも、今、共通の趣味がないのであれば、これから作ればいい訳です。

上述した通り、互いに学び合うことで、一方の趣味が二人の趣味に広がる場合もあれば、二人で全く新しい趣味(楽しみ)を作り出す場合もあるでしょう。

散歩でも、料理でも、ドライブでも、温泉めぐりでも、子どものアルバム作りでも…。

この時、心がけて頂きたいことは「二人で楽しむ」「二人で共に過ごす」ことに価値を置く、という点です。「自分が楽しめるか」ばかりを追求していては、共通の楽しみなど見いだせないでしょう。

私はアニメでも、フィギュアでも、いわゆる超オタク系の趣味であろうとも、個々の好みは大切だと思っています。

が、結婚した人が自分の趣味や楽しみばかりを追求し、家庭生活をおざなりにするのを良いとは思っていません。

私たちは“趣味”と結婚した訳でないからです。

一人だけで楽しむことなら、結婚しなくてもできるでしょう。結婚するというのは、「一人で楽しむ人生」から「二人で楽しむ人生」に変わることなのです。

夫婦二人だけで楽しめる時間も、そんなに長くはありません。子どもが生まれたら、二人の趣味生活を送れる余裕などないからです。でも、その時はまた、「家族で一緒に楽しめること」を見つけてみてください。

そのうち、一人で楽しむ凝った趣味よりも、みんなで楽しむ素朴な時間が、あなたにとって、もっと大切に思える日が来るに違いありません。

 

まとめ

  • 好みや関心が違う、二人の趣味が合わないという場合でも、良好な関係を築いている夫婦は少なくない。
  • 互いの趣味、関心分野に違いがあるからこそ、互いに学び合うことが多く、楽しめる世界も広がる。(違いの捉え方)
  • 結婚生活は共に歩む人生。「一人」の趣味より、「二人」で共有する楽しみを作っていくことが大切。(共通項の発見)

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