②違いを知る

価値観が合わない!! 大切なのは夫婦間のリスペクト

結婚は価値観が合う人とするのがいい―と、よく言われます。

好みや趣味、生活習慣等に大きな違いがあろうとも、“価値観”さえ共有できれば、案外、他の違いは越えていくことができるからです。

 

では、夫婦間で“価値観の違い”を見出した場合は、どうこれを克服していけばいいのでしょうか?

 

今回はこの辺りをテーマに話を進めてみたいと思います。

「この人とはもうやって行けない…」と性急な判断をくだす前に、、、
「夫婦とは所詮、分かり合えないもの…」とシニカルになる前に、、、
是非、本文をお読みください。

価値観の違いを“価値視”できるようになるかもしれません。

 

今日のコンテンツ

★ 価値観は人それぞれ!?
★ 相手が大切にするものを大切にする
★ 二人の共通ゴールを見つめる

 

価値観は人それぞれ!?

価値観とは、物事に対する個々の判断基準(優先順位)を言います。端的に言うなら、人生において何を重視しどこに価値を置いているか―。

そして、その価値観は人それぞれ異なるでしょう。

  

例えば、ノーベル賞を受賞した科学者の大発見も、一般人にはその価値が分かりませんし、美術家が目を細めながら「この曲線が気に入らない」と言ったところで、周りには恐らく、本人が何にこだわっているのか理解できないでしょう。

価値観が違うからです。

 

同じように、夫がレアなプラモデルを発見してきて、「これは凄い!」と興奮していても、妻にとっては恐らく“意味不明”。

そこに価値を置いていない・・・・・・・・・からです。

一方が価値視しているものが、他方にとっては案外、“どうでもいいこと”だったりする訳です!(汗)

 

結婚生活においても、仕事、子育て、友達付き合い、趣味生活、車、マイホーム、口座の残高…等々、それぞれ価値視しているものその度合いは大きく異なるに違いありません。

そのため、互いに「なんでそこに時間かけるの?」「どうしてこんなことにお金を使ったの?」「そんなことよりこっちのほうが大切でしょ!」となり、「そんなこととは何だ~!」と炎上してしまう訳です。

  

相手が大切にするものを大切にする

価値観の違いは、生活習慣や趣味の違いなど以上に、深刻な問題になり易いと言われています。

人は、自分が価値視していることを同じく、相手にも価値視して欲しい!!…と思うからでしょう。

   

そのため、価値観が違う~!!という場合の第一のアドバイスは即ち「互いの価値観を尊重すること」に他なりません。

言い換えれば、相手が大切だと思うものを大切にする、ということ。

自分が価値視するものだけが全てではないのです!!

 

価値観は、当人が自らの半生を通して体験し実感してきた、長い形成過程によるものです。容易には変わりません。

また、自分の中でより上位にある価値観を否定されようものなら、自分の存在や人生を否定されたかのように思えるでしょう。

価値観だけにカチ・・ン!!と来る訳です(←失礼しました。汗)

  

カウンセリングなどでも、相手の価値観を否定してしまっては話が始まりせんし、ビジネスでも、まず相手の価値観に合わせて話を切り出すはず。

「商品を買ってもらいたい!!」(=売り手の価値観)という前に、まず買い手の価値観(綺麗になりたい・健康になりたい・安心したい・成功したい等)を満たそうとするのが定石ではないでしょうか?

 

夫婦間でも同じです。まず相手が大切に思うことを大切にする―。

尊重し合う思いさえあれば、あなたと異なる相手の価値観は、あなたに見えていなかった大切なことを気付かせてくれるに違いありません。

 

二人の共通ゴールを見つめる

さらに、価値観の違いを克服するための第二のアドバイスとして、「共通の目標(ゴール)をもつこと」をお勧めたいと思います。

価値観は容易に変わらないと記しましたが、それが人生体験を通して形成されたものである以上、同じく“新たな人生体験”を通して変わる可能性もまたあるのです。

価値観に多大な影響を与える体験―、それは事故や病気、震災、そして“結婚”です。

 

私自身、結婚を通して大きく価値観が変わりました。自己の成長や仕事の成功以上に大切なものができたからです。家庭を営んでいくこと、子どもを養うこと、家族の幸せや喜びに生きること…。

無論、私と家内の価値観にはいまだに大きな(かなり大きな!!)違いがありますが、「家庭を営む」という共通目的をもったことから、20余年の歳月を通し、二人で共有できる価値観が生まれました。

 

違いに目を向ければ、夫婦間には常に食い違いが生じざるを得ないでしょう。

しかし「より良い家庭を築く」といった共通目的に目を向ける時、夫婦間の口論ですら、より良い家庭を作るための貴重な対話に変わるのです。

もし今あなたが「夫婦で口論してばかりだ」とするなら、今度からは「より良い家庭作り」に向けて “口論”してみてはいかがでしょうか?

   

フランスの小説家サン・テグジュベリがこんな素敵な言葉を残しました。「愛する―それは互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見つめることだ」。

結婚生活は人生の共通ゴールに向け、二人で共に歩む旅路なのです。

 

まとめ

  • 価値観とは「人生で何を価値視するか」といった個々の判断基準であり、その違いはより深刻な葛藤になり得る。
  • 互いの価値観を大切にする姿勢さえあれば、その違いは自分に必要な視点を与えてくれるものになる(違いの捉え方)
  • 結婚は二人で共に歩む旅路。人生の共通ゴールに目を向ければ、二人の間に共通の価値観が生まれる。(共通項の発見)



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