人生の荒波の中で、夫婦を固く結びつけるもの―。それは“愛情”である前に“信頼”でしょう。 “信頼”に裏打ちされた愛だけが、夫婦の間に“安定”や“安心”をもたらすのです。 信頼とは言わば、“夫婦”にあって“恋人”にはないもの。 もし、互いの気持ちを常に確かめないと不安になる―という状態であるなら、たとえ二人が強く惹かれ合っていようとも、それはまだ“恋”(=未成熟な愛)の段階に過ぎません。 そこから、互いに対する“関心”を育くみ、“理解”を深め、さらに“信頼”を築きながら、本物の“愛”が培われていくのです ...