結婚観(序~3話)

[第2話] 結婚するのは損か得か?後悔しないための検証法

結婚したい、でも結婚して後悔したくない―。

未婚男女の多くがそんなふうに思っているのではないでしょうか?

哲学者キルケゴールは言いました。

「結婚したまえ、君は後悔するだろう。
結婚しないでいたまえ、君は後悔するだろう」

「いや、どっちだよ!」と思わず突っ込みたくもなりますが、この言葉、結婚前の男女の心境をよく表しているように思います。

「結婚しなきゃ」「いや、待てよ」のせめぎ合い…。

そんなアクセルとブレーキを交互に(いや同時に?)踏み続けている皆さんに向け、今回は結婚の損得をテーマに掲げながら、今一度、結婚で得るもの・失うものについて検証してみたいと思います。

同時に、これは既に結婚している方々にとっても、今を見つめ直す良い機会になるに違いありません。

今日のコンテンツ

★結婚で得るもの、失うもの
★結婚を見つめる4つの観点
★結婚する覚悟、結婚する代価

結婚で得るもの、失うもの

結婚で得るもの、失うものとは何でしょうか?

未婚者対象の講座を行う際、私は必ず最初に、結婚に対する期待と不安の両方を話し合ってもらうようにしています。

すると決まって、自分たちが“矛盾した願望”をもっていることに気付くのです

例えば…
・好きな人と一緒にいたいから結婚したい。でも、一人の時間は奪われたくない。
・家族が欲しい。でも、家庭に縛られるのは嫌。
・独身生活とはおさらばしたい。でも、今の生活スタイルは変えたくない。

↑これって、明らかに矛盾していますよね…(汗)

何かを「得よう」とすれば、「失う」ものもあります。タダで手に入るものなど、世の中には存在しないでしょう。仮にあったとしても、人はそれを得るために「投入」した分だけしか「価値」を感じられないのです。

100円で買えるものを1万円で買う人はいませんが、100円で買った人と1万円で買った人とでは、商品価値が変わるでしょう。言わば、「失う」分だけ「得る」のだと思うのです。

 

結婚を見つめる4つの観点

よく「結婚で得るもの」と「結婚で失うもの」とを比較しながら紹介している記事を見かけますが、私はそこに「結婚で負担するもの」「結婚で回避できるもの」の2つを加えて説明しています。

既に結婚している方々も、今一度、この4つの観点から書き出してみてください。それは、自らが「結婚のために支払っている代価」を再確認するためであり、また「結婚によって得ているものの価値」を再発見するためです。

例えば、こんな感じです↓

  • 結婚によって得るもの(得ているもの)
    家族、子ども、安心感、社会的信頼、帰る場所、給与の家族手当、奥さんの手料理、ママ友、出産育児一時金、家族のアルバム、誕生日を祝ってくれる人…etc.

  • 結婚によって失うもの(失っているもの)
    一人の時間、自由になるお金、自己のライフスタイル、趣味生活、キャリア、友達付き合い、飲み会、異性との交際、グルメ巡り、スリムな体型、休日の娯楽…etc.

  • 結婚によって負担するもの(負担しているもの)
    家事の分担、家族の扶養、家族サービス、子どもの送り迎え、家計のやりくり、出産、育児ストレス、子どもの夜泣き、夫のいびき、親族付き合い、PTAの会合…etc.

  • 結婚によって回避できるもの(回避しているもの)
    寂しさ、孤独感、孤食、コンビニ弁当、老後の心配、絶家、結婚への焦燥感、周囲の目線、親からのプレッシャー、婚活疲れ、一人きりのクリスマスイブ…etc.

 

結婚する覚悟と結婚の代価

以前、未婚者の方からこう訊かれたことがありました。「やっぱり結婚したほうが幸せになれますか?」私は「ええ、そう思いますよ」と答えつつ、こう付け加えました。「でもそれは、何を幸せに感じるか・・・・・・・・・にかかってくると思います」。

下図は上記の4つのカテゴリーを単純化したものです。

皆さんは「充実感」と「自由」のどちらに幸福を覚えますか?人生においてより大事にしたいのはどちらでしょうか?「苦労」と「寂しさ」なら、どちらを背負って生きて行きたいですか?

結婚とは、言わば、人生の充実感を得るために自由や気楽さをより犠牲にしようとする生き方です。また、その充実感のために、進んで苦労や責任を背負っていこうとする生き方です。結婚には、言うならば「一つを失う覚悟」が必要だと思うのです。(決して“ゼロ”になる訳ではありませんが。)

また、結婚したら幸福になれるかどうか―。それは恐らく、私たちが「失ったもの」を数えるか、「得たもの」を数えるかにかかってくると思います。人は皆、「失ったもの」を数えたがる傾向にありますが、今日からは「得たもの」を数えてみませんか?

と同時に、結婚のために犠牲にしているものを「失った」とは考えず、あなたが人生でより価値あるものと信じた大切なことのために、自らが投じた「貴い代価」だと思ってみてください。きっと感じ方が変わってくるに違いありません。

 

まとめ

  • 結婚には「得るもの」と「失うもの」があり、結婚によって「背負うもの」と「回避できるもの」がある。
  • 結婚とは「人生の充実感」を得るために自由や気楽さを犠牲にし、苦労や責任を担う生き方をいう。
  • 結婚には「一方を失う覚悟」が必要であり、苦労や犠牲は「幸せな結婚」を手にするための尊い「代価」である。

-結婚観(序~3話)

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