違いを知る(4話~)

[第9話] 男女の違い①―頼られたい男、愛されたい女

男は頼られたい女は愛されたい―。

この辺りの男女の心理は、時代の変化にかかわらず、昔から変わっていないのかもしれません。

 

今や男女平等の時代。カップルで食事をしたからと言って、男がその二人分の食事代を払わなければならない理由・・・・・・・・・・・・などないでしょう(苦笑)

しかし、彼女は決まって、男がさっそうとカードでも取り出すことを期待するでしょうし、男もそのことにやぶさかではないでしょう(給料日前でなければ!!)。彼女の前でカッコよくありたいと思うからです。

職場の人間関係であれ、仕事の評価であれ、人は誰も“性別”ゆえに態度や待遇が変わることを望みません。が、殊、男女関係(愛や結婚がテーマ)となると、話が変わってくるのではないでしょうか?

 

往々にして、女性は頼りがいのある男性を求め、男性は自分を頼りとし慕ってくれる女性を求めます。

自立心旺盛の女性であっても、一人の女性としては、自分を大事にし、守り、リードしてくれるような男性を求め、ひ弱になったとか草食系が増えたなどと言われようと、やっぱり男性は自分が女性を守りたい、リードしたいと思うものです。

それが男と女のホンネではないでしょうか?

実はこの違い。男女の根本的欲求の違いを表す最たる例であり、この辺りの男性心理・女性心理の違いを理解するだけで、夫婦関係は劇的・・に変わるのです!

 

さて、前回は男女の違いの大枠について記しましたが、今回からは特に、「コレだけ分かればうまくいく!!」と言える「男女の違い・3つのポイント」を順に取り上げながら、一つずつ解説して行きたいと思います。

 

今日のコンテンツ

★ 男性のヒーロー願望
★ 女性のお姫様願望
★ ウルトラマンが闘い続けるには
★ 妻が“女神様”でいるためには
★ 互いの心の泉を満たそう

男性のヒーロー願望

男性たちは皆、幼い頃、世界を救う“ヒーロー”に憧れ、「いつか自分もヒーローに…」といった願望を抱きます。

この時、”男の子たち”が考えるヒーローの第一条件とは、何といっても「強さ」。“イケメン”である必要はないのです。

 

強さ(力)への憧れは大人になっても変わりません。

ここで言う強さ(力)とは、何も、身体的な強さ(腕力・体力)だけを指すのではありません。学力、技術力、財力、権力…等、他者より秀でた能力やスキルのことを言います。

人にできないことができる―。それが男性のステータスとなり、そうした自らの力をもって周りに認められたい、称賛を浴びたい…というのが、男たちの飽くなき願望でしょう。

“見てみて~すごいだろ~!”と、母親を前に得意げになって、階段を飛び降り、塀を飛び越え、調子に乗っては滑って転んで大泣きする―。そんな男の子たちがそのまま大きくなったのが、あなたの横にいる御主人さんだと思ってください。

 

既に人生における幾多の苦い経験を通して、勝利や成功を追いかけることをやめてしまっている場合もあるかもしれません。闘いや競争に疲れ果て、縮こまっている場合もあるかもしれません。

しかしそれでも尚、男性たちは皆、内心において、自分がやっていることが“凄いこと”であり、それが世界を救い誰かを幸せにしているのだと、そう信じたいのです。

もし彼の傍らに、自らの力と価値を信頼し、称賛してくれる女性がいるとしたら、彼はその女性にぞっこんにならざるを得ないでしょう。

 

女性のお姫様願望

さて、男の子たちがロボットやマシーンに夢中になる一方で、女の子たちは“可愛いもの”“綺麗なもの”に目を奪われ、興味をそそられるでしょう。

女性が求めるもの―、それは“美しさ”(美)に他なりません。美しいもので身を包み、おしゃれなもので周囲を飾り、自らがまた“美しくありたい”と願うことでしょう。

男性が「ヒーロー願望」なら、女性が抱くのは「お姫様願望」と言えます。

 

男性が力や強さを求め、周囲から称えられ、認められることを願うとすれば、女性は美しさを求め、周囲から注目され、愛されることを願うでしょう。

女性にとってのメイクとは、自らをお姫様に変える“シンデレラの魔法”であり、何かの記念日に、いつもと違った服に着替え、街を出歩く時なんかは、ちょっとした“お姫様気分”を味わうに違いありません。夫たちがムードのない会話を挟まない限り…(汗)

 

男性が自らの“能力”“やったこと”を褒められて喜ぶのに対し、女性は“自分自身”が称えられることを喜ぶ傾向があるといいます。

例えば、男女がプレゼンをしたとしましょう。男性なら「あなたのプレゼンは見事だった」と言われて喜びますが、女性の場合、「プレゼンをしているあなたが素敵・・・・・・だった」と言われたほうが嬉しく思うといいます。

男性が自らの力を示すために作品を創る立場だとすれば、女性は作品そのもの・・・・・・なのでしょう。

 

しかし、男性が力の競争にさらされ、疲弊しているのと同じように、女性においても“美しくありたい”または“美しくならなければ…”といった内外のプレッシャーに疲弊しきっているケースも少なくないでしょう。

そんな中、もし傍らに、あなたという作品の素晴らしさを称え、それを愛し、大切に思う男性がいるとしたら、あなたの心はその男性から離れられなくなるに違いありません。

  

ウルトラマンが闘い続けるには

自己価値観、自己肯定感、自己重要感…、どんな言葉をあてがっても構いませんが、人は皆、自らの“存在価値”を実感したいと願っています。

一日、一週間、ひと月、一年…、それを実感できないとしたら、人の心は枯渇してしまうでしょう。

そして、その自己価値観を満たす方法は、男女で異なる・・・・・・のです。

 

心理学者のジョン・グレイ博士は言います。男性は自分の力を誰かに必要とされて存在価値を覚え、女性は誰かに愛され大切にされて存在価値を実感するのだ、と。

一つ質問をしてみましょう。尊敬”“愛情”のうち、あなたが配偶者から得たいのはどちらでしょうか?

多くの場合、妻が得たいのは“愛情”ですが、夫が得たいものは“尊敬”です。えっ!と思われるかもしれませんが、夫は妻から「愛してるわ」と言われるよりも、「尊敬してるわ」「頼りにしてるわ」と言われたいのです。(←ホント、そうなんです!!)

また、自分の苦労をねぎらい、「無理をしないで…」と気遣われるよりも、自分のやっていることの価値を分かってもらいたいのです!

 

結婚後、夫たちの抱える一番の不満、妻への欲求は何だと思いますか? それは“セックス”ではありません。性の欲求よりも、もっと欲しているもの、それが“自己価値感”なのです。

男性たちがいつでも自分の助けを必要とし、信頼し立ててくれる女性を求めるのは「尊敬されている実感」が必要だからです。

もし妻が「一人で生きていけるわ」といった態度を見せ続けるとすれば、夫は勝手に萎えていき、そのうち自分の存在価値まで疑い始めるでしょう。「俺は必要ないんじゃないか」と。

逆に、妻から「あなただけが頼りなのよ~」と言われれば、夫はどんなことでもするでしょう。

それこそ、皿も洗うし、ゴミ出しもやるし、地球の果てまでお遣いに行って来てくれるに違いありません。男にとってはどんなハードな労働よりも、“頼られないこと”のほうが苦痛なのです。

 

この際、夫を“ウルトラマン”だと思ってください。彼には「自分が地球(家庭)の平和を守り、人類(家族)の幸せを守っている!」という幸せな錯覚(!?)が必要なのです。

もし、ウルトラマンが「地球上の誰も、僕の力を必要としていない…」と感じてしまったとしたら、彼は“光の国”に舞い戻り、二度と出て来なくなってしまうでしょう。言わば、“ウルトラマンの引きこもり”です。(汗)

夫たちのカラータイマーにエネルギーを注ぎ続けるのは、感謝、称賛、そして尊敬というエールなのだ、ということを覚えておいて頂ければと思います。

 

妻が”女神様”でいるためには

一方、女性はいつでも自分を愛し、大切にしてくれる存在を求めています。「愛されている実感」が必要だからです。

もし夫が、話しかけても素っ気なく、お願いしても覚えておらず、食事を作っても“美味しい”の一言もない、となると、妻たちの表情は曇り、張り詰めた空気を醸し出し、終いには、自らの存在価値を見失い始めることでしょう。「私はあなたにとって何なの?」

女性が得たいのは愛情であり、関心です。また苦労を分かってもらい共感してもらい労ってもらうことでしょう。

夫のちょっとした気遣いや心ある一言、「おつかれさま」「いつもありがとう」「今日もきれいだよ」(←これを言えたら世界が平和になるはず!)といった一言があれば、奥様たちの表情は変わり、声のトーンから立ち振る舞いまで変わってくるに違いありません。

そんな時、夫の目には、妻が神々しい光を放つ“女神様”に見えることでしょう。

 

愛ある言葉に始まり、妻の話を聞くこと、家事を助けること(←妻が主婦の場合)、朝お願いした物を忘れずに買ってくること、見たい番組をゆずること、二人の記念日を忘れずに祝うことに至るまで、女性はそうした一つ一つを男性の“愛情”として受け取ります。

逆に言うと、言葉がない、話を聞かない、体調が悪いのに気付かない、記念日も覚えていない、となると、それはイコール「私に関心がない」「大事に思っていない」「愛情がなくなった」と思えてしまうのです。

きっと男性に悪気はないのでしょう。ただ鈍感なだけ、うっかりしているだけかもしれません。が、それが女性に深手を負わせてしまうのです。

 

ある日、帰宅後、暫くしてから、私は家内がご機嫌ななめであることに気付きました。

「何か悪いこと言っただろうか…!?」と考え込みましたが、後で分かってみると、彼女の苛立ちの原因は…即ち…私が彼女の髪型が変わった・・・・・・・ことに気付かなかったこと(!!)…でした。(汗)

 

愛情と関心を注ぐことをやめたら、女神のような素敵な奥様も、"白雪姫の魔女"に変わってしまうでしょう。そのうち、食卓に怪しいリンゴが並べられるかもしれません。(汗)

妻たちを輝かせ続けるには、愛情と関心、そして共感(慰労)という“ビタミンⅠ(愛)”が必要なのです。

  

互いの心の泉を満たそう

新婚当初、「うちの旦那、最高~!」とか、「妻が可愛くて仕方ない…」と言っていたカップルでも、結婚生活が始まれば、必ずどこかで暗礁に乗り上げるでしょう。

夫の尊敬できる部分、妻の愛らしい部分は“氷山の一角”であり、やがては尊敬し難く、愛し難い“水面下の氷山”に気付くからです。

 

男は愛したい存在で、女は愛されたい存在―。なら、ぴったり合うはず!と思うのですが、直面する悲劇は「愛せない!!」という現実です。

また、男は頼られたいし、女は頼りたい―。なら、話が合うじゃないかと思うのですが、直面する悲劇は「頼れない!!」という現実なのです。

そんな現実に直面した時のために、次のメッセージをお伝えしておきます。

 

まずは奥様方へ。いきなり「夫を尊敬してください」という無理難題(?)を押し付けようとは思いません。

ただ、豊かな夫婦関係を築くためにも、彼を上手に立て、称えて、頼りとしてください。これは単なるスキルではなく、夫への思いやりであり愛情なのです。

不満を言い続けて、夫のやる気を削ぎ、家の役にも立たないような夫にしてしまうより、彼のプライドを充足させやる気にさせあなたのために働かせ続ける(?)ほうが賢明ですよね? これが、男を手の平で転がす方法です。

一方で、夫の皆様へ。女性はいつでも愛情と関心を欲しています。小さな愛情表現でも構いません。愛情を言葉と行動で表してあげてください

 

もし結婚当初と比べ、妻の言葉がきつい、表情が険しい、優しさがなくなった、笑顔が見えなくなった、とすれば、それはあなたから充当されるべき愛情という泉がカラッカラに枯渇しているからなのかもしれません。

逆に、その泉に愛情のしずくを注ぎ続けたなら、必ず奥様の笑顔を取り戻すことができるでしょう。

愛情と尊敬が互いの心の泉を満たすのです。その泉が満たされれば、男性は自信感を取り戻し、女性たちは再び美しい輝きを放ち始めるに違いありません。共に愛情あふれる夫婦を目指しましょう。

 

まとめ

  • 男性は頼られたい存在。誰かに力を必要とされて自己価値感が満たされる。感謝、称賛、尊敬が最高のエールに。
  • 女性は愛されたい存在。誰かに愛され大切にされて自己価値感が満たされる。愛情、関心、慰労が最高の栄養素。
  • 妻は夫を立て、称えて、頼りとすること。夫は妻に愛情と関心を注ぐことが夫婦円満の秘訣であり、互いのエネルギー源となる。

 



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