- ノーベル賞理論で誰もが富豪になる方法
- 分散投資「タマゴは一つのカゴに盛るな」
- リスク調整「株式・債権の保有比率で」
- インデックス投資「市場全体に投資する」
4.1 アクティブ投資家の利益
4.2 インデックス投資家の利益
4.3『アクティブ投資はインデックス(市場平均)を上回ることはできない』
4.4「ヴァンガード500インデックス」の誕生 - 究極の投資スタイル「長期積立、分散、低コスト」
1. ノーベル賞理論で 誰もが富豪になる方法
投資における「王道」がもしあるのなら、、
それがこの投資方法です。
- 「全世界株インデックスファンド」に分散投資
- 債券と組み合わせてリスク調整
- 上記をつみたてNISA口座で実践する
この投資法は、複数の「ノーベル経済学賞理論」を根拠としています。
幸運にも、この投資法は誰もが一定の成果を納めることが可能です。
そしてつみたてNISAは、 これらノーベル賞理論たちと最高に相性がいい制度です。
以下、3つの理論を簡単にご紹介します。
2. 〜分散投資〜「タマゴは一つのカゴに盛るな」
投資の世界にある有名な格言があります。
『タマゴを一つのカゴだけに盛るな。
そのカゴが落ちたら割れてしまう。
複数のカゴに盛ることで、
リスクは回避できる。』
これはすなわち、「分散投資」のことです。
分散投資とは、投資対象を一つの銘柄でなく、複数の銘柄に分散させることです。
1990年、東京大学客員教授の経験もあったハリー・マーコウィッツは、ノーベル経済学賞を受賞。
受賞理由は、「分散投資の効用に数学的証明を与えた」こと。
「1つの銘柄に全財産を投資するよりも、
100の銘柄に分散投資することで、
リターンはそのままなのに、
リスクを減少させることができる。」
分散投資では リターンはそのままなのに、リスクだけを削減できることが 数学的に証明されました。
彼の理論は「現代ポートフォリオ理論」と呼ばれています。
「ポートフォリオ」—金融資産(日本株、外国株、国債、など)の銘柄組合わせ比率のこと。 |
3. リスク調整 〜株式・債権の保有比率で〜
ハリー・マーコウィッツは、分散投資の素晴らしさを証明しました。
では、どういう比率で金融資産を買えばいいのか?
ジェームズ・トービン(1981年ノーベル賞経済学賞)が出した結論はこうです。
「大事なのは銘柄ではない。
株式と債権の割合を決める事。」
・株式ーハイリスク・ハイリターン
・債権ーローリスク・ローリターン
トービンは、「株式と 債権の 組合せ比率」で投資リスクを調整することを主張しました。
例えばこういうことです。
・若くてリスクを背負ってもハイリスクを狙える人は、株式保有比率を大きくする。
・高齢でリスクを減らして資産を守りたい人は、債権保有比率を大きくする。
リスク |
全財産 | ポートフォリオ | リターン |
---|---|---|---|
取りたい |
株式市場に投資 | 株式ポートフォリオを大きくする | 大 |
減らしたい |
国債に投資 | 債権ポートフォリオを大きくする | 小 |
4. インデックス投資 〜市場全体に投資する〜
大事なのは銘柄ではないとは言っても、実際にはいずれかの銘柄を購入します。
では、結局どの株式銘柄を買えばいいのか?
ウィリアム・シャープ(1990年ノーベル経済学賞)が答えを出しました。
『最適なポートフォリオとは、
市場全体に投資することである』
どういうことでしょうか?
4.1 アクティブ投資家の利益
投資家には2種類います。
アクティブ投資家 | 銘柄選択で市場平均を上回るリターンを目指す |
インデックス投資家 | 市場全体に投資する |
全株式は、当然 世界中の投資家(全員地球人)が100%保有しているので、アクティブ投資家の利益は次の通りです。
『アクティブ投資家の利益 = 世界株式市場の平均的利益 ― インデックス投資家の利益』 |
4.2 インデックス投資家の利益
インデックス投資家の利益は市場全体に投資するのだから、市場全体の平均と同じになります。
『世界株式市場の平均利益 = インデックス投資家の利益』 |
つまり、
『世界株式市場の平均利益 ー インデックス投資家の利益 = 0 』 |
ということは、
『アクティブ投資家の利益 = 世界株式市場の平均的利益 ― インデックス投資家の利益 = 0 』 |
結果、アクティブ投資家の利益は「0」。
アクティブ投資は インデックス投資を上回ることができないのです。
結論として、我々は「世界全体の資産(株式・債券等)と同じ比率で各資産を保有すればよい」のです。
すなわち、「世界全体に投資しているインデックス投資信託」を購入することが答えなのです。
4.3 『アクティブ投資はインデックス(市場平均)を上回ることはできない』
アクティブ投資は、一時的に儲かることもあります。
しかし、アクティブファンドのランキングを調べると一目瞭然です。
長くても、数年しか続きません。
しかも長期的には、手数料コストの分だけインデックス投資にさらに負けてしまいます。
手数料はアクティブファンドの方が高いからです。
4.4 「ヴァンガード500インデックス」の誕生
これら経済学最高の理論を見事に実証した投資信託が、「ヴァンガード500インデックス」。
1976年、世界初の個人投資家用インデックスファンドとして誕生しました。
コンセプトは「長期、分散、低コスト」。
米国主要500社の平均株価「S&P500」という有名なインデックス指数に連動しています。
Wikipediaより
「インデックス指数」—その市場全体の動向を示す指数。日経平均株価、ダウ平均株価などが有名です。 |
現在のS&P500社には「Apple、Windows、P&G、マクドナルド、コカコーラ、Nike」などが含まれています。
つまり「ヴァンガード500 インデックス」を一本買えば、これらドリームチームともいえる企業群に誰でも投資できることになります。
「ヴァンガード500インデックス」は超低コストにもかかわらず、あらゆるアクティブファンドの成績を凌駕しました。
最初の15年間で「ヴァンガード500インデックス」を上回ったアクティブファンドは、たった4%。
次の15年間で、その4%はいずれも上位を維持できませんでした。
ヴァンガード社の純資産額が、今では約400兆円(日本の投信市場全体の純資産額は74兆円)。
今日も、より多くの投資家に富をもたらしています。
5. 究極の投資スタイル「長期積立、分散、低コスト」。
上記をまとめると、こうです。
ノーベル賞学者たちの出した結論は、「全世界インデックスを買ってほったらかす」ことでした。。
これって、、私にもできるのでは??
バンザーイ/
個人でS&P500社分の株式を一つずつ買えば数億円になるかもしれません。
ましてや、世界中の市場から約8000以上ともいわれる全銘柄を一つずつ買えば大変な金額が必要に、、
それが投資信託の誕生により、今では毎月100円から始められるようになりました。
しかも、「つみたてNISA」という非課税制度もスタート!
「つみたてNISAこそ、このノーベル賞理論と最高にマッチした制度です。」
この制度とノーベル賞理論を併用して、30年もすればほぼ誰しもがひと財産を築きます。
「複利効果」という強力なパワーがお金を増やすからです。
ただし、投資はあくまでも自己責任です。
その上で本サイトの趣旨に同意される方はぜひ実践してみてください。
実践といっても事実上「ほったらかし」です。
このサイトを訪れたのも何かのご縁。
まずは今月100円から始めてみてはいかがでしょうか。