1.  つみたてNISA 口座開設ルールのおさらい
  2. 口座開設 比較ポイント
    2.1 取扱商品数
    2.2 手数料
    2.3 最低購入金額
    2.4 最低積立頻度
    2.5 自動引落の有無
    2.6 キャンペーン
  3. 結論

1. つみたてNISA 口座開設ルールのおさらい

 

つみたてNISAでは、口座開設する金融機関の選択がとても重要です。

どの口座を選ぶかで、将来の資産が左右されます。

 

つみたてNISA口座開設ルールのおさらい
 原則 1人1口座
「つみたてNISA」、「一般NISA」から一方だけを選択。
 一度でも取引をしたら、その年は口座変更ができない。

 

各金融機関により取扱商品が違うので、いざ口座開設したものの買いたい商品がなかったという残念なケースもありえます。

 

そもそも「1人1口座の原則」もあるので、開設口座を変更するのも面倒です。

また、変更可能なのも一年間に一度だけなので慎重に選びましょう。

 

2. NISA口座開設比較ポイント

 

NISA口座開設 比較ポイント
取扱商品数 多い方が自由度が高い
手数料 各社同一条件
最低購入金額 積立額が¥100と¥10000では大きな違いになる。低い方が自由度が高く、リスク分散効果もある。
積立頻度 毎月、毎週、毎日などいくつか選択肢がある。毎日少額でコツコツした頻度のほうがリスク分散や、リターンの安定性も期待できる。
取引のしやすさ 取引、注文、引落しなど。
キャンペーン 各社随時更新

 

つみたてNISAを利用できる金融機関は、以下の通り大きく3つあります。

  1. NET型証券会社(SBI証券、楽天証券など)
  2. 店頭型証券会社(大和証券など)
  3. 銀行(ゆうちょ銀行、みずほ銀行など)

 

結論から申し上げると、当サイトでは「NET型証券」をおすすめしています。

 

2.1 取扱商品数

 

取扱商品数はネット証券の一択です。

圧倒的に商品数が多く、自由度の高いことが一目瞭然です。

 

つみたてNISA商品取扱数ランキング
名称 取扱商品数 タイプ
👑 SBI証券 146 NET証券
👑 楽天証券 143 NET証券
👑 松井証券 133 NET証券
静岡銀行 22 銀行
大和証券 15 店舗証券
三菱UFJ銀行 12 銀行
ゆうちょ銀行 銀行
みずほ銀行 銀行

 

店舗型証券会社や銀行の多くは、数本ずつしか扱っていません。

逆に選択肢がしぼられてよいと宣伝しているところもあるようですが、これにはウラがあります。

 

つみたてNISAは、金融庁が国民の資産形成のために厳選した投資信託等しか扱っていません。

販売手数料はノーロード(¥0)とは、「つみたてNISAの商品は、店舗型証券会社や銀行には利益が少ない」ということなんです。

 

そのため一部金融業界では、つみたてNISAをあえて積極的に販売していないと思われる風潮があります。

したがって、扱う商品も各行オリジナルの商品、あるいは少しでも利益の出る(つまり利用者の利益が減る)商品のみ。というワケなんです。

 

2.2 手数料

 

手数料は、原則 すべての金融機関で同一です。

したがって一般NISAと違い、つみたてNISAでは手数料で口座選びを考える必要はありません。

 

投資信託 ETF
購入時手数料 ノーロード(¥0) 1.25%以下
信託報酬 上限 ・インデックス型投信

  国内0.5%(税抜)、

  海外及び国内外が0.75%(税抜)、

・アクティブ型投信

  国内1.0%(税抜)、

  海外及び国内外1.5%(税抜)

0.25%以下(税抜)

 

つみたてNISAの手数料には、① 購入時手数料・② 信託報酬の2つあります。

 

① 購入時手数料

そもそもつみたてNISAにおける投資信託の選択基準は、「ノーロード(購入時手数料なし)」が明示されています。

ただし、ETFについては今後もしかしたら若干の差が出てくる可能性はあります。

今のところ1.25%以下という規定があり、各社の違いはありません。

 

② 信託報酬

商品ごとに決まっているものなので、どの金融機関でも同じです。

 

2.3 最低積立金額

 

最低積立金額も一部ネット証券の優位がゆらぎません。

 

ネット証券(SBI、楽天)は100円〜と小回りがきき、各個人投資家の事情に柔軟な対応ができます。

一方、店頭型証券会社&銀行は1,000円〜や10,000円〜。

 

証券会社 銀行
NET型 店舗型
最低積立金額 ¥100〜 ¥1,000〜、¥10,000〜

 

ドルコスト平均法」の観点からも、リスクをこまかく分散できるネット証券の方が有利です。

 

2.4 最低積立頻度

 

積立頻度についても、毎日からの積立が可能なネット証券の圧勝です。

 

証券会社 銀行
NET型 店舗型
最低積立頻度 毎日・毎週・毎月〜 毎月 〜

 

最低積立金額・頻度を合わせた結論はこうです。

 

・NET証券だと、毎日¥100から積立ができる。→ 有利。初心者でも始めやすい。

・銀行だと、毎月¥10,000からの積立になる。

 

毎日積立が優位な理由は、安全性と勝率が高まるからです。

「ドルコスト平均法」がその根拠。

 

一回で売買するよりも、細かい頻度でコツコツ積み立てることが、もっとも安全で勝率が高い投資方法とされています。

毎日少額ずつでも積み立てるのは「つみたてNISA本来の意義」にかなっているといえます。

 

2.6 キャンペーン

 

各社で都度行っています。

現時点、本サイトではここは重要視しません。

あくまでも、各種条件が同一の場合の決め手として参考にする程度です。

 

なぜなら大切なのは、つみたてNISA取引期間終了時点で投資金額が成長していることだからです。

目先のキャッシュバックなどもありがたいのですが、長期的視点でつみたてNISA口座を選ぶことがもっとも大切です。

 

3. 結論 「NET証券会社」で口座開設すべし

 

これらのポイント比較を整理すると、「NET型証券会社」で口座開設すべきことがわかります。

先に結論を申し上げると、数あるNET証券会社の中でも「SBI証券」「楽天証券」の2社が強力な選択肢です。

 

証券会社 銀行
NET型 店舗型
取扱商品数
手数料 同一
最低積立金額 ¥100〜 ¥1,000〜、¥10,000〜
最低積立頻度 毎日・毎週・毎月〜 毎月 〜

 

 

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