1. 口座開設の前に
  2. 口座開設が早くなりました
    2.1「楽天証券 総合取引口座」を既にお持ちの場合
    2.2「楽天証券 総合取引口座」を未開設の場合
    2.3 各金融機関での呼称
    2.4 スピード口座開設の流れ
  3. 口座開設時の裏ワザ
    3.1 アップロードすると早い
    3.2 口座種類は「特定口座(源泉徴収あり)」を
    3.3 配当金受取方法は「株式数比例配分方式」を

1. 口座開設の前に

 

つみたてNISAを開設する前提として、既に金融機関で口座を持っているか否かで方法が変わってきます。

次のチャートで、御自身に当てはまる場合をご確認ください。

「証券総合口座」をまだお持ちでなければ、「つみたてNISA口座」と同時に開設申請する必要があります。

 

なお、詳細は各金融機関でご確認ください。

本ページでは、基本的な流れのみをご説明しております。

 

2. 口座開設が早くなりました(2019年1月〜)

 

2019年1月より、つみたてNISA口座開設制度が改正。

最短、当日から取引可能となりました。

 

以下、楽天証券のHPの例をご案内します。

2.1「楽天証券 総合取引口座」を既にお持ちの場合

2.2「楽天証券 総合取引口座」を未開設の場合

出典:楽天証券HPより

 

2.3 各金融機関での呼称

 

各金融機関で、この制度の呼び方は異なります。

本サイトでは便宜上、「NISA口座スピード開設」で統一いたします。

 

NISA口座開設新制度の呼称(2019年1月〜)
SBI証券 簡易NISA口座開設
楽天証券 NISA即日買付制度
カブドットコム証券 スピード開設

 

これまでNISA口座開設は、時間がかかる点が弱点とされて来ました。

今回の改正により、より多くの方々につみたてNISAが広まりそうです。

 

なお、NISA口座スピード開設に、まだ対応していない金融機関もあります。
各金融機関で多少スピードも違っています。
詳細は各金融機関HPでご確認ください。

 

2.4 スピード口座開設の流れ

 

2019年1月より、口座開設の流れは次のようになります。

出典:金融庁HPより

つみたてNISA口座スピード開設の対象
新規開設
金融機関変更 ×
区分変更(一般NISA↔︎つみたてNISA) ×

 

Q : スピード開設制度では、税務署審査の結果が出る前にNISA取引を開始します。
   では、税務署審査で承認されなかった場合はどうなるのでしょう?

A : NISA口座でなされた取引はすべて、一般口座の取引へと変更されます。

 

3. 口座開設時の裏ワザ

 

本ページ冒頭と繰り返しになりますが、「つみたてNISA口座」を開設する前提として、金融機関に「証券総合口座」を持っている必要があります。

「証券総合口座」をまだお持ちでなければ、「つみたてNISA口座」と 同時に開設申込みすることになります。

 

※ 当サイトは証券会社での口座開設を推奨しているため、証券会社でのつみたてNISA口座開設を前提に解説しています。

証券会社 銀行
開設が必要な口座 総合口座 総合口座
つみたてNISA つみたてNISA
投資信託口座

 

 

3.1 アップロードすると早い

 

以下の書類は通常、申請書が届いてから提出すればよいものです。

ただしWEB申請の際、アップロードすることができます。

 

事前にアップロードしておくことで、手続きが早くなるのでおすすめです。

WEB申請の前に、手元に準備しておくとよいでしょう

 

アップロードする書類
マイナンバー登録済 本人確認書類
マイナンバー未登録 本人確認書類 番号確認書類

 

 

その際、提出するマイナンバー記載書類(個人番号カード or 通知カード )により、用意する本人確認書類が違って来ます。

 

個人番号カード 提示の場合
個人番号カード 両面の写し

 

通知カード 提示の場合
(A)写真付き本人確認書類(右から1種類) 運転免許証コピー
在留カードコピー
特別永住者証明書コピー
(B)写真なし本人確認書類(右から2種類) 各種健康保険証コピー
印鑑登録証明書
住民票の写し
各種年金手帳コピー

 

 

3.2 口座種類は「特定口座(源泉徴収あり)」を

 

「総合口座」申請の際、以下のように口座種類が3択であります。

初心者ならば、「特定口座(源泉徴収あり)」の選択をおすすめしています。

 

証券会社が税金の計算・徴収をしてくれるので、確定申告が不要になります。

あとで変更も可能です。

 

一般口座 損益計算、確定申告、納税のすべてを自身で行う。
特定口座(源泉徴収なし) つみたてNISA以外の投資をすると、確定申告の必要が生じる。
特定口座(源泉徴収あり) 確定申告の必要なし。

 

※ 「つみたてNISA口座」についてはそもそも非課税なので、一般口座を選択しても確定申告の必要が生じません。

 

3.3 配当金受取方法は「株式数比例配分方式」を

 

配当金の受取方法
株式数比例配分方式 証券口座に入金。
登録配当金受領口座方式 「登録した一つの銀行口座」に入金。
個別銘柄指定方式 「銘柄ごとに登録した銀行口座」に入金。
配当金受領証方式 送付された配当金受領証を、郵便局窓口で配当金と交換。

 

そもそもつみたてNISAでは、投資信託の分配金を受け取ることはほぼありません。

分配金が自動的に再投資されるタイプの銘柄ばかりだからです。

 

しかし、ETFの分配金を受け取ることはあります。

その場合「株式数比例配分方式」でないと、非課税ではなくなってしまうので注意が必要です。

 

つみたてNISAでも課税されてしまうという落とし穴です。

初心者が迷ったら「株式数比例配分方式」を選択しておくことを推奨しています。

 

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