コミュニケーション

夫婦円満の秘訣① 男は一途に投入しよう!!

夫婦円満の秘訣とは何か―。

私がここで紹介する内容は、この上なくシンプルなことであるに違いありません。

コミュニケーションを“キャッチボール”に例えるなら、男性たちの問題は“投げないこと”であり、女性たちの問題は“捕らないこと”です。

ミットを構えても投げ込まない夫と、投げても捕ってくれない妻。スキル習得の前に“マインドセット”が必要でしょう(汗)

 

さて、今回はまず夫側に焦点を当て、“男はピッチャー”というテーマで話してみたいと思います。

これを通して、一人でも多くの殿方が“ピッチャーマウンド”に立つ気を興してくださることを願うばかりです。

 

今日のコンテンツ

★ 結婚が男にもたらす変化
★ 男が投入をやめてしまう理由
★ 簡単にストライクはとれない!?
★ 小さな愛情表現を大切に
★ 愛することに価値がある!

結婚が男にもたらす変化

恋愛や結婚は、男性に大きな変化をもたらします

他者との競争に明け暮れていた男たちが、初めて、「誰かを愛したい・幸せにしたい」という内なる欲求に気付くのです。

 

“与える喜び”、“誰かを幸せにする喜び”を知った男性たちは、自らの力と時間を投入し、なけなしの財布・・・・・・・をはたいて、彼女を喜ばせようとするでしょう。

言わば“愛の投球”が始まる訳です。

そして、その“ボール”がしっかり相手に届いたからこそ、“結婚”に辿り着いたに違いありません。

 

相手にボールを受け取ってもらえた!!”という感激で、男性たちのボルテージはMAXまで高まり、大観衆の声援を受けながら“人生のピッチャーマウンド”に立つ―。

それが新婚ホヤホヤの男性の心境でしょう。

ところが…。試練と闘いの日々はここから始まります。

 

結婚後、男性側の“愛の投球”に対し、女性側の“ジャッジ”がやたらシビア・・・になり始めるのです。

“えっ、今のストライクじゃないの?”と内心、動揺を覚える皆さんのお気持ち、よ~く分かります(!!) 

ただ、それが投球練習(=恋愛)と試合本番(=結婚)との大きな違いなのです!

    

男が投入をやめてしまう理由

“結婚”という人生の新たなステージに、いち早く順応するのは女性のほうでしょう。

結婚が決まった直後から、挙式や住まい、出産や子育て、貯蓄や家族計画といった“将来の家庭”に思いを巡らせ始めるのです。

 

一方、男性にとっての結婚は“恋愛の延長”。いきなり家のことや将来のことを言われても、正直、煩わしい・・・・のです。(汗)

彼女は以前と変わらず、彼を頼りにしていますが、妻となった彼女の期待値、夫への要求レベルは確実に“1ランク”アップしています。

例えば―。

 

時々悩みを聞いてあげただけで満足していた彼女が、毎日将来の話に付き合ってくれないと不機嫌になり、月数回、食事を共にするだけで笑顔を見せてくれた彼女が、毎日夕食までに帰宅しないとふくれっ面するようになるのです。

「君のことを想っているよ」と言えば、「子どものことは?」となり、「今の君を愛してるよ」と言えば、「10年後は?」となる訳です(汗)

“投球”するのが恐ろしくなるのも無理ないでしょう。

 

さて、本題はここからです。

愛とは“与えること”であり、“投入すること”を意味します。

本物の愛を育み、本当のストライクを取ることのできる投手になれるかどうかは、ここであなたが“投球をやめるか続けるか”にかかっているのです!

 

簡単にストライクはとれない!?

男性は皆、結婚を契機に“与える”という生き方を始めたばかり。最初からストライクなど、取れるわけがありません

だからこそ“力の投入”が必要であり、人はその投入を“愛”と呼ぶのでしょう。

  

ネット上には、女性を喜ばす方法が様々記されていますが、それが必ずしも“あなたの正解”になる訳ではありません。

“奥さん”のストライクゾーンを知るには、実際に投げ続けてみなければ・・・・・・・・・・分からないからです(!!)

倦まず弛まず、投げ続けること―。これを“愛の筋トレ”だと思ってください。それが皆さんの愛の器を大きくするのです!

 

時には、妻に投げた愛のボールが“受け取ってもらえない”どころか、“打ち返される・・・・・・”こともあります。「これがプレゼント?冗談でしょ!?」 

愛の投球を続けるためには、男はまずもって、“打たれ強くなる”必要があるのです。

 

“既婚男性はモテる”という話がありますが、それは当然! 鍛えられ方が違う・・・・・・・・からです。(苦笑)

妻のダメ出しに動じず、それでも愛の投球を続ける―、そんな鍛え方をしておけば、会社の鬼上司も、厄介なクレーマ―も、全く怖くなくなるでしょう。

日々の“愛の筋トレ”が男を上げるのです!

  

小さな愛情表現を大切に

さて、投げ疲れてしまっているケースでも実践できる、簡単で有効なアドバイスを付け加えておきます。

それは“日々の小さな愛情表現”を大切にすること。

無理に“豪速球”や“変化球”を投げようとはせず、まっすぐに、丁寧に、着実にボールを届けましょう。

 その1.言葉で表す

まずは“言葉かけ”から。実は“愛情表現”以前に大切なことが“挨拶”です。「おはよう」「おやすみ」「ただいま」「おかえり」…。こうした声かけが習慣づいているだけで、夫婦の安定感は変わるでしょう。

対話がない時でも、仲違いしている時でも、挨拶を欠かさないこと。すると、何らかのきっかけで、中断していた対話が戻ってくるのです。

 その2.行動で表す

プレゼントを贈ることからデートの企画、マッサージ、家の手伝いに至るまで、全てが行動を通した愛情表現に含まれます。ただし、ここで強調したいのは、“日々の小さなサービス”

年1回、サプライズ企画でドライブには連れて行くけれど、家では皿1枚洗わない―では、キャッチボールにはなりません。プレゼントも然り。

クリスマスのサンタのように、年1回、大きなプレゼントを届けるよりも、時々、会社帰り、奥さんの好物を買って帰るほうが愛情を感じてもらえるでしょう。

女性の得点の付け方は、サービスの大小にかかわらず、“1回に付き1点”(!!)だと思っていてください。

 その3.スキンシップ

男性はセックスの頻度や充実度が大事だと思いがちですが、実は、円満夫婦というのは、“ベッド以外の場所”での自然な触れ合いを大事にしているのです。

ここで強調しておきたいのは“ハグ”。そこには、思いやりや愛情、癒しや労いなど、様々な意味が込められています。

特に、奥さんが気落ちしていたり、愚痴を言っていたり、何らかのストレスを溜め込んでいそうな時には、余計なアドバイスをして“大火災”を招くようなことはせず、ただ静かに一言、「お疲れ様」と言いながら、優しくハグしてあげてください。

     

愛することに価値がある!
(愛は与えること)

かつて妻との結婚を控えていた時、ちょっとした衝突から、関係が断絶しかけたことがありました。

彼女は心を閉ざし、こちらもプライドが傷つき、修復し難い状況に陥ったのです。

そんな折、友人たちと共に見たテレビドラマ『101回目のプロポーズ』に、とても大切なことを教えられました。

 

武田哲也演じる“冴えない中年オヤジ”が、見栄もプライドも捨て、ただ本気で一人の女性を想い続ける、その姿を見ながら、私は思ったのです。

「ああ、自分はカッコつけていただけだった。そんなことはどうでもいいじゃないか。男は愛することに価値がある・・・・・・・・・・・んだ!!」と。

 

自分の美学やこだわりを捨て、彼女のために何ができるかを思い始めた時、彼女との関係が変わっていきました。

そうして改めて彼女が笑顔を見せてくれるようになった時、私はそれまで感じたことのない喜びを覚えながら気付かされました。

「ああ、私はこれまで誰かを本気で愛したことがなかった・・・・・・・・・・・・・のだ」と。

 

一人の人を愛するには、何の見栄も、プライドも、自己流の美意識も必要ないでしょう。

ただ、倦まずたゆまず、ひたむきに「投げ続ける」こと。

投入し続ける中で、いつか投げること自体に“喜び”を感じるようになった時、奥さんはきっと、あなたの全てのボールに、ストライクのジャッジをしてくれるようになるに違いありません。

 

まとめ

  • 男性は恋愛や結婚を通して“与える喜び・誰かを幸せにする喜び”を知り、相手への“愛の投球”を始めるようになる。
  • 一方、女性は結婚後、夫への期待や要求レベルが上がるため、夫のこれまでの投球では満足してもらえなくなることが多い。
  • 夫はストライクが取れないことで投球をやめてしまわずに、打たれ強くなること。めげずに投げ続けることが勝利の秘訣。
  • 小さな愛情表現(挨拶やハグ、日常のサービス)を大切にし、まずはまっすぐ着実にボールを届けることを心がけよう。

 

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