無線機やボイスレコーダーの場合
昨日、けんには「聴こえづらい声掛け」があるということを書きました。
耳の働きの問題で、普通の人なら良く聞こえる言葉が聞こえにくいようなのです。
「それってどんな感じかな?」と昨日一日、考えてみました。
私たちが分かりやすい例えを考えると、それは無線機で聴くような感じなのかも。。。
タクシーに乗った時、運転手さん同士が無線で話しているのが耳に入ってきたこと、ありませんか?
自分の車の運転手さんが「はい、こちら〇〇、どうぞ」とか言っているのは聴こえますが、無線越しの相手の言葉はどうでしょうか?
「はい、ムニャムニャ〇%&$#、どうぞ」
後部座席の私は「は?なんて言った?運転手さん、よく聴こえるな…」
まるで外国語のようです。。。
慣れている人には聞こえるのでしょうけど、初めての人には難しいです。
特に出張で遠くの地方に行ってタクシーに乗った場合、その地方の方言やなまりが入っていて、ただでさえ聞こえにくい無線が、まったく聞こえませんよね。。。
あとはその業界ならではの専門用語も、聞こえていても意味を理解することができません。
さらに風の音や周囲の騒音まで無線のマイクが拾ってしまうと、完全にアウト。
ボイスレコーダーの場合はどうでしょうか。
インタビューなどを録音しておいて後で聴いてみると、会話している時には聞こえていなかった周囲の雑音がたくさん入っていることに驚きます。
気を付けてしゃべる
人間の耳はとても精密にできていて、自分の聴きたい音に集中できるというのは、実はとても凄いことなんじゃないかと思えてきます。
もしかすると けんの耳は、こうした人間の耳の便利な機能の一部がうまく働いていないのかも知れません。
では、無線機を通して相手にしゃべる時、ちゃんと聴きとってもらうには、どうしたらいいのか・・・?
たぶん滑舌よく、ハッキリ発音します。
あとは毎回、同じ言葉を使った方がいいでしょう。
そう考えると少し心当たりがあります。
学校や放デイの先生が けんに注意を与える時は
「〇〇しません」
という言い方をします。「しません」という語尾がいつも一緒なので、
「あ、何か注意されてる」
と分かるのだと思います。
先生たちが けんに指示をする時も
「〇〇します」
という言い方をします。「座って食べます」「はい、立ちます」など。
これも「します」という語尾がいつも一緒なので、
「あ、何か指示されてるな」
と分かりやすいのだと思います。
タクシー運転手さんが、あの無線機を聴きとれているのはきっと、慣れていてある程度予想できる業務内容の会話だということも大きいのだと思います。
家族も知らず知らず先生たちを真似ていましたが、実はこういう意味があったのかも・・・!
発語も、まずは親や先生の言葉を聴きとれるところから。。。
気を付けてしゃべってみようと思います。
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