ストライダーで普通の子のように

皆さんは「ストライダー」をご存知でしょうか?

ペダルのない、小さい自転車です。足で地面を蹴って進みます。

けんはストライダーがとても得意。4歳から乗っています。

我が家の近くには、一周20分の散歩道があります。池の周りを一周。

その散歩道を けんはよくストライダーで走ります。

バランス感覚

小さい頃からストライダーに乗っておくといいと思うのは、何といってもバランス感覚が身につくことです。

補助輪自転車だと、補助輪を卒業する時に苦労しますよね。特にカーブする時の感覚。

ところが初めからストライダーを使っていれば、自転車に移行する時、全く苦労しません。

ストライダーからの変化があるとすれば、ただペダルが付くことと、車体が大きくなるということだけなので、バランスは自転車にまたがった瞬間から取れます。

なので、けんは初めて交通公園で自転車にチャレンジした際、ペダルに足を乗せた瞬間から、いきなり猛烈な勢いで自転車に乗れました。

これには親もビックリ。自転車に乗れるかどうか 緊張して見守っていたら、いきなり猛ダッシュし始めたので、夫婦で思わず笑ってしまいました。

交通公園の信号は完全に無視してましたけどね。アハハ。。。



自然の中で のびのびと

けんがストライダーに乗る散歩道は、オフロードです。

上り坂、下り坂、木の根っこによる凸凹、緩いカーブ、急カーブ・・・。

でもこうした変化に富んだコースが、四角と平面を基本に作られている舗装道路よりも、脳に刺激を与えると思います。

人も少ないですし、ほとんど迷惑をかけることはありません。

公園内なので、道路わきの他人の敷地に入りそうになるということもありません。

時々、転んで多少のけがをする可能性はありますが、車が来るわけではないので、死ぬようなこともありません。池に落ちる以外は。笑

なので道路を歩く時のように「こら、けん。しません」などと制止する必要がないのです。

普通の子のように「もっともっと遊べ」

この散歩道をストライダーで走る時、けんは普通の子のようです。

親から頻繁に静止されなくても、普通の子のように自由に遊べます。

そして普通の子のように(普通以上かも?)上手にバランスを取って、オフロードをスイスイと進んでいきます。

散歩中のおばあちゃんが、けんがすごい勢いでオフロードの下り坂を走っていくのを見て、「わー、すごい。気を付けてね!」と言います。

そんな時、けんはどこか得意気。

親である私自身も、けんを静止したり危険を遠ざけることに気を配らず、楽しんでいるけんを安心して見守ることができます。

「もっともっと遊べ」

何も心配なしにそう言ってあげられるのは親にとって嬉しいことです。

身体の扱いに慣れること

自閉症児は色々な運動をして、身体の扱いになれることが大切だと思います。

運動をしている様子を見ると、身体の使い方が下手な箇所が見えてくることもあります。

また、一つのことができると、また別のことができるようになることがあります。

けんはストライダーと自転車でバランス感覚が身についたので、最近は姉の真似をして一輪車にもチャレンジしています。

身体と脳はつながっています。

身体の色々な箇所への刺激は脳にもいいだろうと考えています。


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