おはようございます。
けんは時々、パパやママの手を引っ張って、背中やお腹を掻いてくれと要求してくる時があります。
掻いてあげると、気持ちよさそう。
さらに、「脚を掻いてくれ」「腕を掻いてくれ」と要求してきますが、
ハッキリ言って、
「そこは自分で掻け!」
と言いたくなる時もあります。
実際「自分で(掻きなさい)」と言うと、仕方なく自分でやっています。
なぜ掻いてほしいのか?
私は元々、けんが「掻いてくれ」と言ってくるのは、
痒いのだろうと思っていました。
しかしそうではなく、自閉症児は自分の身体感覚が正常と異なるため、身体を刺激されると気持ちが良いのだそうです。
東田直樹さんは『自閉症の僕が跳びはねる理由』の中で以下のように書いています。
体操をしていると、先生から『肘を伸ばして』とか『膝を曲げて』と注意されます。
手足がいつもどうなっているのかが、僕にはよく分かりません。
僕にとっては、手も足もどこから付いているのか、どうやったら自分の思い通りに動くのか、まるで人魚の足のように実感のないものなのです。
自閉症の子供が、人の手を使って物を取ろうとするのも、距離感が分かっていないために、自分の手ではどれ位伸ばせばそれに届くのか、どうやればつかめるのかが、分からないからだと思います。実際に何度も経験すればできるようになります。
しかし、いまだに僕は人の足を踏んでも分からないし、人を押しのけても分かりません。触覚にも問題があるのかも知れません。
東田直樹さんの「自閉症」と、けんの「非定型自閉症候群」は少し違うものだと私は思いますが、けんも実際、自分の身体の感覚が正常でないのは事実だと思います。
だから実際、けんはイライラした時に手のひらや腕をマッサージして刺激を入れてあげると、落ち着きを取り戻すことがあります。
掻いて欲しすぎて・・・笑
けんはスキンシップをする時、パパの「あごひげ」のジョリジョリをしつこく触ることがあります。
パパの髭が伸びている時は、いつもより刺激が強くて気持ちが良いのでしょう。
家族以外には、そこまで濃厚なスキンシップはあまりしないのですが、
家にお客さんが来てしばらくくつろいでいると
「この人はいけるな」(ニヤリ)
と思うのか、スキンシップをしに行ってしまうことがあります。
ある日、私の弟(けんのおじさん)が家に遊びに来ていた時、
けんはおじさんのあごひげ(パパより伸びてる)に注目しました。
そして何を思ったか、自分のシャツをまくり上げ
おじさんのあごでお腹をジョリジョリ~!
「あ~気持ちいい~!」
って、おい!!
一応お客さんですが、パパの弟でまだ良かったです。。。
常識と非常識はまだまだ分かっていないので、
時々、面白いことが起こってしまいます。。。笑
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