おはようございます。桜の季節ですね~。
東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』から、興味深い項目を発見しました。
「何度注意されても分からないのですか?」
これは、けんの様子を見ていても感じることです。
けんがしゃべれるなら、ぜひ質問してみたい。
多くの自閉症児の親御さんも同じだと思います。
東田さんによれば、
いけないことだと分かっていても「自分が何かをしでかして怒られる」という場面が脳内に強く記憶され「いけない」という思いよりも、その場面を再現したい気持ちが強くてやってしまうというのです。しかも、それ(再現すること)が自分の中でとても気持ちの良いことだと言います。
この「再現すること」が「気持ちの良いこと」だという説明が、私にはとてもしっくりきます。
もちろん、いわゆる「注意引き行動」として問題行動をすることもあると思いますが、私はどうもそれだけでは説明がつかないと感じてきました。
自閉症児はいつもと同じであることが安心や心地よさにつながると言いますが、問題行動を繰り返すことも、それと似ているということなのでしょう。
理性では「いけない」と分かっていても「気持ちの良いこと」を求めて、ついやってしまう。。。
「繰り返しの快感」とでも呼びましょうか。。。
それを我慢するのはとてもエネルギーのいることなのでしょう。
「繰り返しの快感」を逆手に取る・・・?
我が家の場合、けんが何かを出来た時には些細なことでも「ハイタッチ」をします。
トイレをできてハイタッチ
手を洗えてハイタッチ
片付けをしてハイタッチ
・・・など。
最初は、親が褒めてあげたくてハイタッチしていたのですが、
最近は けんの方からハイタッチを求めてきます。
結構、頻繁です。笑
今まで何気なく行っていましたが、東田さんの本を読むと、
実はこれも「繰り返しの快感」なのではないか、と思えてきました。
どうせ快感なら、問題行動ではなく、良い行動を通して得られた方がいいですよね。
「繰り返しの快感」を逆手にとって教育するのが療育なんだな
という気がしてきました。
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