おはようございます。
今日も西川伸一先生の記事を参考に書きたいと思います。
元記事は『Autism Speaks 特別レポート(自閉症の健康)紹介Ⅱ』
けんの偏食状況
この記事(特に「自閉症と摂食障害」の部分)を読んで、私がけんに当てはまっていると思ったことがいくつかあります。
まず、自閉症児の70%は何らかの摂食障害を抱えており、36%は重い摂食障害とあります。
けんの場合、重くはありませんが、やはり偏食があり、摂食障害と言えると思います。
納豆やカレーライス、お好みソースなど、
「色が濃いもの」「味が濃いもの」が好きです。
以前はそれしか食べなくて野菜などはほとんどダメでしたが、最近は嫌いではあっても促せば食べるようにはなって来ました。
こうした偏食の原因を「自閉症児は食べ物の匂いや口当たりに感受性が高く・・・」と書いてありますが、
たしかに けんもカレーライスの匂いを嗅ぐと「今すぐ食べたくてたまらない」という雰囲気です。
これは匂いに敏感だということかも知れません。
あまり考えたことがありませんでしたが、匂いによっても極端な好き・嫌いがあって偏食につながっていたのかも。。。
また、「運動障害によって咀嚼や嚥下機能が低下・・・」とあるのも当てはまります。
要は噛んだり飲み込んだりが苦手。
だから大きいものを食べるのは疲れるようです。
小さく刻んであげると食べたりするのは、きっとそのせいもありますね。
さらに、自閉症児は「満腹感が欠如」している場合もあるようです。
たしかにけんも、場合によってカレーライスを5杯くらい食べたり、
「おいおい、そんなに食べて大丈夫?」
と思う時があります。満腹感を感じにくいのかも。。。
偏食の解決策
けんの場合、今までのところ
硬いものを食べさせて「噛む力」をつけてあげる
というのが効果的でした。
放デイでも「あたりめ」とか「堅パン」を食べさせてくれています。
家では強烈に硬い「グミ」。
また「奥歯で噛んで食べる」というのに慣れていないので、硬いものを食べさせる時には、
「こうやって食べるんだよ」
と奥歯の上に置いてあげると、だんだんと奥歯で噛むことに慣れてくるようです。
その甲斐あって、今ではある程度いろいろな物を食べられるように。
こうした努力はこれからも続けていきたいと思います。
それにしても、単なる「激しい好き嫌い」かと思っていたら
「噛む力が弱いから偏食」
って、すごい意外でした。
専門知識に触れると、自閉症の息子が見えてくる
8年半前に思いがけず自閉症児を授かった時には、
自閉症に対する知識はゼロでした。
「自閉」という言葉から「自分の殻に閉じこもる極端に内気な人?」みたいなイメージを持っていたり。。。
しかし、特に特別支援学校に通うようになり、学校や放デイの先生からのアドバイス、人から紹介された本などを通して、徐々に専門知識にも触れるようになりました。
そして最近はこうして西川伸一先生の記事に感銘。
日々、息子の様子を観察することも大切ですが、専門知識を少しは知って息子を見ると、
今までは見えなかった部分に気づかされています。
自閉症はまだまだ分からないことばかり。
自閉症児を日々育てている親の方々が 専門知識を学ぶ機会がもっともっと増えれば、
自閉症の研究と治療方法の発見に役立つことも多いのではないかと思います。
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