我が家の長男 けん は自閉症です。
「自閉症」と一口に言っても、人それぞれ全く異なります。
けんの場合、視覚・聴覚・触覚などの機能に問題があるようで、それらの使い方を訓練してあげる必要があります。
それはさておき、
けんは家族と感覚が異なるため、それが時々、家族に大爆笑をくれたりします。
昨年9月、弟が誕生
去年、我が家には四人目の子どもが誕生しました。男の子。
でも生まれるまでが大変でした。
「前置胎盤」で、妻が出産まで40日程度、入院することに。
しかも出産は帝王切開。
大量の出血を伴う、四人目にして最も緊張する出産でした。
私は仕事と家事を担い、三人の子ども達は生まれて初めて40日も「ママのいない生活」。。。
ママはママで、家で寂しがっている子ども達を思うと可愛そうに感じて涙が出ます。初めての帝王切開と大量出血の恐怖も。
そして中でも特に、自閉症児のけんは、苦手とする「環境の変化」に耐えなければなりませんでした。
文字通り、家族全員で新しい命を迎えようと頑張った期間。
9月下旬に元気な赤ちゃんが誕生して、我が家の緊張は一気に解けました。
子ども達にはもちろん、手術の危険性は伝えていませんでしたが、私は妻の無事を神様に感謝しました。
帝王切開、術後の痛み
ママを休ませるため、子ども達は出産当日ではなく 翌日に、ママと赤ちゃんに会いに行きました。
帝王切開を経験された方はお判りでしょうけど、普通分娩は産む前が痛いけど、帝王切開は産んだ後が痛い。。。(私は味わってませんが)
動くたびに痛い、咳払いでも痛い、笑ったらヤバイ。
そんな時です。
私は子ども達三人を連れて病室に入り、みんなでママを慰労しました。
そして新生児用ベッドに入った赤ちゃんと対面。
抱っこ???
私はまず長女に赤ちゃんを抱かせました。長女は妹も抱っこしてきたので、少し慣れています。
続いて次女。緊張しながら、恐る恐る抱っこ。
本当はけんの方がお兄ちゃんだから先ですが、ちゃんと力加減できるかどうか、心配があるので、けんは最後です。
「けんも抱っこする?」細心の注意を払いながら、けんにも赤ちゃんを。。。
けんも緊張しながら両手を差し出します。
・・・???
みんな、けんの手に目が点。
「けん、それ、飴玉もらう手なんだけど!」笑
ヤバイのは妻です。「あははは、笑わせないで~!」
こんだけ必殺のギャグを出しておいて、本人は真顔。。。
・・・・・・。
ということで、自閉症児は、目で大きさを捉えたり、自分の身体をその大きさ通りに動かしたりすることが、少し苦手なようです!
緊張の解けた私たち家族が、久しぶりにみんなで大笑い。
生涯、忘れない思い出です。
けんは 時々、そんなプレゼントをくれます。
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