アンビリーバボーな遊具
おはようございます。
GWの家族旅行に関する話題を続けます。
今回利用した子供向けの室内遊戯施設で、アンビリーバボーな遊具に出会いました。
その名も「なまはげフリーフォール」!
こいつはマジで信じられない!
子どもにやらせる!?なんで小学生以上は可なの!?
という遊具です。まずは動画をご覧ください。☟
(この動画、最初だけ見ればOK。あとは同じ動画の繰り返しです。)
動画の中ではみんな余裕で滑っているように見えますが、実際は挑戦を試みて怖くて断念する人もけっこういました。。。
「5メートル」は、普通の二階よりちょっと高いくらい!
ほぼ垂直ですから、「のぼらないでね」って書いてありますけど「登れねーよ!」と突っ込みたくなります。
まさかの「やりたいモード」
そして厄介なことに、
この遊具を見て、けんが「やってみたくて堪らない」感じになってしまいました。
まぁ、男の子ですから、私も小学生の頃なら絶対にやろうとしましたし、今もちょっとやってみたいですからね~。
男はつらいよ~。
(ちなみに係の人に「これ、オヤジもやっていいんですか?」と訊いたら「はい、大丈夫です!」とのこと。。。)
それで、けんは「なまはげフリーフォール」の列に並んでしまいました。
一応、「この遊具は安全に作ってあります」と書いてあるものの、ルールを理解して滑らないと、怪我をする恐れがあります。
まして けんは自閉症児です。果たして理解できるのか。。。
「けん、本当にやるの?怖いよ!?」
と、やめる方向に持っていく質問を何回も投げてみましたが、
「やりますけど、何か?」
みたいな表情・・・! こいつ、わかってんのか!?
ついに順番が来てしまいました。
係のおばさんには、「この子は障害があってしゃべれないんですけど、親がつきますので」と説明。
ヘルメットをかぶり、ひじ当てをつけて、準備します。
(きっと崖の上に座れば、怖さでやめようとするだろう)
と、淡い期待。
ところがフツーに麻袋に入って、崖に座りました。
(やんのかい!!??)
ここで係のおばさんから説明が・・・
「麻袋の膝のあたりを掴んで滑ってください。放すと危ないので」
それで、けんの手を膝のあたりに持っていきますが、これがどうも難しい。
ずっと掴んでないといけないことが理解できないようです。
もしも滑っている途中に恐怖を感じて手で止めようとしてしまうと、垂直落下ですから、手首、ひじ、肩のどこかをやってしまう可能性があります。
何回か、膝のあたりから手を離さないことを伝えようとしましたが、やっぱり難しい。。。
係のおばさんも「もう、(お父さんに)お任せするしかないです」
チャレンジしたい けん、でも危険性もある。。。
(どうしよう?)
それでけんの背中に手を当てると、
心臓がバクバクでした。
この心臓の音を感じて、直感的に今回は断念!
無理やりけんを引っぺがして、列から離れさせました。
自信を持たせてあげたいけれど。。。
もしもけんが「なまはげフリーフォール」を滑ることができていたら、
自信になっていたかも知れません。
でも、骨折しても困ります。
それと、「なまはげフリーフォール」がきっかけになって
色々なところから飛び降りるようになってもいけません。。。
それで結局、本人も心臓バクバクしていることですし、
最後はやめさせる判断でした。
父親としてはちょっと残念な気持ちもありましたが。
気持ちの整理ができるか?
ここで難しいのは、気持ちの整理。
もしも「なまはげフリーフォール」が頭から離れないと、この後、どんな遊びもできなくなってしまいます。
けんはと言えば、やっぱり「なまはげフリーフォール」の近くにいて、
パパの目を盗んで、もう一回列に並ぼうとしています。
未練が分かりやす過ぎる。笑
そこでけんを呼び、ベンチに座らせ、
「あれは、しません」
と伝えた後、手のひらを入念にマッサージ。
「あっちで遊んできて」
と別の遊具を指示。
これで何とか、整理ができたようです。
よかった、よかった。
その後も、家族で楽しく過ごすことができました♬
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