近頃、アンガーマネジメントという言葉を聞くようになりました。
私も一冊、読みました。
『はじめてのアンガーマネジメント実践ブック』(安藤俊介著)
私は比較的温厚な方だと思うのですが、
けんに関しては、思わずメラメラ来ることがあります。
この本を読んで私が感じたのは、
「相手が自分を怒らせているのではなく、自分が勝手に怒っている」
ということです。
怒りは二次感情
怒りと言うのは「二次感情」で、突然現れるのではなく、
必ずその前に何らかの「一次感情」があるそうです。
一次感情は人によって色々なものがありますが、
例えば、私がけんに対して怒る時に持っている一次感情は、、、
「今、忙しい」(焦り)
「仕事で疲れている」(疲労感)
「眠い・・・」(疲労感)
「何度も繰り返し教えているから、分かって欲しい」(期待)
「他の人に迷惑をかけないで欲しい」(世間体、道徳観)
「家や車を汚さないで欲しい」(高価なものという意識or汚いのは嫌)
・・・などなど。
こういう感情とか価値観のようなもの(一次感情)があり、相手がその感情を満たしてくれないとか、価値観に反する行動をとった時に、
メラメラと来るんですね(二次感情)。
そして一次感情というのは、「自分の立場からの感じ方や期待」で、自分では正しいと思っていても、冷静になってみれば、それはあくまでも「自分の事情」であったりします。
自分の一次感情を整理する
発達障害児を育てるということは、本当に根気が必要だと思います。
発達障害児が親の期待や社会の常識を理解したり、親が疲れているなどの事情を理解するようになるのには時間がかかります。。。
そして発達障害児に対して怒りをぶつけることで教育しようとすることは、多くの場合、親が意図するものとは違う影響を子どもに与えがちです。
けんに対して怒りをぶつけても、
「なぜ怒られたのか?」ではなく、
「怖かった」「自分はいつも怒られる」
ということの方が強く印象に残ってしまうように思うのです。
自分の一次感情に気をつけて、
必ずしも必要ない時には、一次感情をうまく整理するような努力が必要になってきます。
「自分は何にこだわっていて、怒りを感じるのか?」
「そのこだわりは本当に必要なものなのか?」
「怒りを感じている自分は、けんに何を期待していたのか?」
「けんの立場に立って考えるとどうなのか?」
など、自分の感情を客観視することが必要ですね。
☟「いいね!」と思ってくださる方は、クリックをお願いします!
にほんブログ村