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かかとの高いハイヒールで立ちっぱなしは危険!?身体に与える悪影響と足ケア(痛みの対処法)について

かかとの高いハイヒールで立ちっぱなしは危険!?身体に与える悪影響と足ケア(痛みの対処法)について

かかとの高いハイヒールを履いて立ちっぱなしでいる危険性と、足ケア(ハイヒールの痛みへの対処法)についてご紹介します。

女性の皆さんは、ハイヒールを履いていて痛いと感じることが、よくあると思います。

張り切って慣れないハイヒールを履いて遠出した日、途中で歩けないほど足が痛くなってしまい、仕方なくペッタンコのサンダルを購入した。・・・なんていう悲しい経験のある人も、少なくは無いはず^^


一般的には、カカトの高いハイヒールであればあるほど、足(脚)への負担が大きく短時間でも痛みを感じやすいと言われています。

それでは、痛みを感じずに(=さほど足への負担とならずに)ハイヒールを履いていられる時間って、一体どのぐらいなんでしょうか?

ここでは、脚(足)の健康を守るための ハイヒールに関する豆知識をご紹介します。出典:Women’sHealth

かかとの高いハイヒールで立ちっぱなしは危険!?身体に与える悪影響と足ケア(痛みの対処法)について

ハイヒールで長時間立ちっぱなしの危険性

男性に比べて女性の方が、ヒザ関節炎の発症率が多いということが報告されています。

そして女性の中でも、特にハイヒールを履く女性において、ヒザ関節炎の発症リスクが高くなっているとのこと。

足病の専門医であるL.ケルシー·アームストロング氏は、ハイヒールを履く女性に対して次のように警告しています。

「ハイヒールを履くということは、非正常な状態で立つということであり、足(脚)に負担が掛かる。足へ不自然に加えられた圧力によって、魚の目(うおのめ)・足指の奇形・外反母趾・神経痛 などが発症する恐れがある。」


・・・いやはや、恐ろしい警告を出されてしまいました。

しかし、いくら「ハイヒールが足に悪い」と言われても、ファッションや仕事などで どうしてもハイヒールを履かざるを得ない場合もありますよね?

アームストロング医師は、そうした女性のために「ハイヒールの種類と、足に負担を掛けない時間のガイドライン」を示してくれています。

ヒールの高さが1.5インチ以下のハイヒール【1日4時間まで】

ショッピングなどで長時間歩くことが予想される場合は、ヒールの高さが1.5インチ(=3.81cm)以下のものが推奨とのこと。

ただし、いくら高さが1.5インチ以下のハイヒールであっても、ハイヒールを履いて 立ったり歩いたりする時間の合計は、1日4時間までに留めておくべきなのだそうです。

ヒールの高さが1.5インチ〜3インチのハイヒール【1日3時間まで】

ヒールの高さが1.5インチ〜3インチ(=7.62cm)のハイヒールは、ファッションとしての美脚効果がバツグン!

フォーマルな正装・ドレス 〜 カジュアルなコーデまで、多くのお洒落アイテムとの相性が良いのが、高さ7cm前後のハイヒールです。

しかし、足元が美しくなる一方で、足への負担がかなりのものになるんですよね。。。

こうした高めのハイヒールは、例えば「友人の結婚式にお呼ばれした際」や「高級レストランでのディナー」といった、椅子に腰掛けるシチュエーションが多い場合のみに限定すべきとのこと。

そして、ハイヒールを履いて立ったり歩いたりする時間の合計は、1日3時間までに留めておくべきとのことです。

ヒールの高さが3.5インチ以上のハイヒール【連続1時間未満】

ヒールの高さが3.5インチ(=8.89cm)以上のハイヒールは、足の健康を考えるならば、基本的には履かないことがオススメ。

どうしてもファッションを諦めたくないの!という人であっても、この高さのハイヒールを続けて1時間以上履くことは控えるようにしましょう。

※ ただし、ウェッジヒールなどの足を包み込むような形のヒールであれば、足を支えてくれることで負担が幾分減るため、もう少し長く履いていても良いのだそうです。

ハイヒールを履いて疲れた足のケア(痛みへの対処法)

最後に、ハイヒールを履いた後の足のケアについてご紹介します。

ハイヒールを履くと、実は皆さんが考えている以上に足(脚)の筋肉・関節には疲労が溜まっています。

そのままにしておくと痛みが生じたり、様々な足の病気に繋がりかねないため、ハイヒールを履いた後には、足のケアがとっても大切。

ゴルフボールを使った足裏マッサージ

ハイヒールで疲れた足のケアには、ゴルフボールのマッサージがオススメです。

ゴルフボールを床におき、足をその上において、体重を掛けてコロコロと動かすだけ。土踏まずを中心に、ツボ押しのように足裏をグリグリ刺激します。

これだけで、ヒールによって不自然に強ばっていた筋肉がほぐれ、血行も良くなるんですよ!

つま先立ちのカカト上下運動

イギリスの研究機関の報告によれば、つま先立ちをしてカカトを上下に動かす訓練が、ハイヒールに負けない足を作るのに役立つのだそうです。

カカトの上下運動は1日に20〜30回ほど行うだけで良いとのことなので、足が痛くてハイヒールを履けない人は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?^^

この記事のまとめ

かかとの高いハイヒールで立ちっぱなしは危険!?身体に与える悪影響と足ケア(痛みの対処法)について
  • ハイヒールを長時間履くことの危険性
    ハイヒールは足に不自然な力を加えるため、魚の目・足指の奇形・外反母趾・神経痛 などを発症する恐れがあると指摘されています。
  • ヒールの高さが1.5インチ以下のハイヒール
    高さが1.5インチ(=3.81cm)以下のハイヒールは「1日4時間」を履く目安にしましょう。
  • ヒールの高さが1.5インチ〜3インチのハイヒール
    高さが3インチ(=7.62cm)前後のハイヒールは、美脚効果バツグンな一方で、足への負担が大きくなります。「1日3時間」を履く目安にしましょう。
  • ヒールの高さが3.5インチ以上のハイヒール
    高さが3.5インチ(=8.89cm)以上のハイヒールは「連続1時間未満」を履く目安にしましょう。ただし、足を支えてくれるウェッジヒールなどは、もう少し長く履くことができます。
  • ハイヒールを履いて疲れた足のケア(痛みへの対処法)
    ハイヒールで疲れた足のケアには、ゴルフボールのマッサージがオススメ。また、カカトの上下運動はハイヒールに負けない足を作る訓練になります。

男性の皆さんは、彼女さん・奥さんが "皆さんとのデートのために" 痛さを我慢してヒールを履いてくれることに、ぜひ感謝の気持ちを伝えてあげてください♪

間違っても、ヒールを履いている彼女さん・奥さんを放っといて、一人でスタスタ歩かないこと!

女性の皆さんは、くれぐれも無理してまでハイヒールを履くことのないよう気を付けてください。

何らかのお役に立てましたら幸いです^^