けんの「自尊心」とパパの失敗



「自尊心」

けんは放デイで色々な課題に取り組んでいます。

平仮名なぞりとか、タングラム(シルエットパズル)などなど。

先生によれば、課題に取り組む時、けんはとても集中して 生き生きしてやっていると言います。

昨日書いたように、けんは色々と気を取られて行動が遅い時があります。

でも、ピシッとして課題をクリアしていくのが好きなのを見ると、「俺のペースでやらせてくれよ~」という気持ちばかりでないようです。

「ピシッとやって、達成感を味わいたい」という気持ちもしっかり持っているらしいのです。

ところで、

けんは8歳ですが、発語に関しては、まだいくつかの単語を発するだけです。

それに比べて4歳の妹はとてもお喋りです。

これは私の想像ですが、けんは自分と妹を比較して 色々と感じているのではないかと思うのです。

だから けんは、色々な課題を達成して、「できること」を増やしていくこと、「自信を持てるようなこと」を増やすことを求めています。

けんにも「自尊心」があります。自分を誇れるようになりたいのだと思います。

パパの失敗

私は けんに達成感を与えてあげたくて、いくつか失敗したことがあります。

ある施設に遊びに行った時、けんは「パカポコ」(昔で言う缶ポックリ)を一生懸命にやっていました。

これは身体の使い方の訓練になる! と思い、さっそくAmazonで「パカポコ」を購入しました。

ある日 けんがよく散歩に行く遊歩道(沼の周りを一周、20分弱)にパカポコを持っていきました。

「けん、これやってごらん」

最初のうちは、けんも一生懸命にやっていました。

でも、しょっちゅう足が外れ、こけそうになるし、凸凹道で苦戦するし。。。

普通だったら、「や~めた」でいいのです。

でも、けんは「達成したいけど、できない」「進みたいけど、なかなか進まない」というので、途中でキレて泣き出しました。

「できないのを認めたくない」

「や~めた」とパパに表現できない(喋れない)

「パカポコやめて、歩いて行けばいい」という整理ができない

色々、ゴチャゴチャしたことでしょう。

まだパカポコに慣れていないことと、コースが長すぎたこと。これが敗因です。

けんを挫折させてしまいました。

しばらく泣いてましたね。。。反省

他にも、けんはパズルが好きなので、100ピースを素早く完成させるのを見てると期待してしまい、300ピースを与えたことがあります。

でもやってみて分かりましたが、300ピースは大人でも結構大変。(汗)

これも途中でイライラして泣いてしまいました。

このような失敗を繰り返しながら、適度な課題に挑戦させなければ逆効果になるということを学習しました。

パパ、修行中です。

自閉症児の父親をやらせてもらって、一つ分かった気になっても、また分からないことが出てきたり、痛い目を見たりします。

親業に限らず、人生、いつも勉強の連続です。

謙虚に、感謝して、これからも頑張りたいと思います。



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