けん「散髪」に行く



前回は「押さえ込んで」の散髪

日曜日の午後、けんを連れて散髪に行きました。

車で行くこともできますが、けんは運動した方がいいので、歩いて床屋へ

往復で2kmくらい。

少し前まで けんの散髪はママの仕事でしたが、前髪パッツンになったり ちょっと笑える感じになってました。

で、最近はプロに任せようということになりまして。。。

けんにとって、床屋は今回で人生3回目

前回までは、私が一生懸命に押さえて切ってもらう場面もありました。今回はどうなるでしょうか?

できるだけ、押さえ込まずに

床屋までの道のりは、楽しく歩きました。さすが「歩行訓練」をしているだけあって、歩きは楽勝。ときどき、スキップもでます。

床屋に到着。過去二回は空いていたのですが、今回は 5分くらい待ちました。

待っている間、無難におとなしく過ごすことができました。いい調子。

※すぐ隣にいるお客さんは「障害児かな?」と思ったかも知れませんが、それほど違和感なく過ごしていました。

いよいよ けんの順番。

「えっと、この子はちょっと障害があって、じっとしているのが苦手なんですけど、動くときは私が押さえますので、よろしくお願いします。」いつも最初に店員さんに伝えます。

子どもは散髪しながらDVDを観れるサービスがあり、けんは「アンパンマン」を選択。

※指さしで自分の希望を選べるようになったのも、ここ半年くらいかな?

DVDを観れるのは散髪の楽しみのようで、店員さんがDVDをデッキに入れようとする時に「俺が入れる、俺が入れる」と椅子から降りようとします。

そこは普通に言葉で静止。

チョキチョキが始まりました。今のところじっとしています。

私も 限界ギリギリまでは椅子に座って見守ろうと思い、様子を見ます。

ハサミで切るぶんには大丈夫そう。。。

次に、耳のところを切るために、バリカン登場「ウィーン」という音が苦手。

耳元で音が聞こえるので けんは避けるように首を曲げ「やだよ~」を意味する独特の発声を少ししました。

※文字で表しにくいのですが、例えて言えば動物の「いななき」のような発声をすることがあります。

「け~ん、まっすぐね!」

言葉をかけると、何とか持ち直しました。

パパはまだギリギリ椅子から立ってません!・・・プルプル

このまま最後まで行けば、三回目にして「押さえ込み」なしで散髪完了です。

首のバリカンは耐えられない!

ところが襟足を揃えるところで、またもやバリカン登場

前回の店員さんは、襟足のバリカンは けんの様子を見て簡単に済ませてくれたのですが、今回の方は襟足をしっかりきれいにしようとして下さって、本気です。

首のあたりが敏感な けんは、くすぐったくて ついに げらげら笑い始めてしまいました。

と、いうことでパパの押さえ込みがやっぱり必要に。。。

うーん、おしい!

まぁ、前回よりは けんもだいぶ慣れて、楽になりました。

嫌なことがあると、パニックになる自閉症のお子さんもいらっしゃると思いますが、今回は笑い出しただけなので、だいぶ平和な方だったかなと思います。

ひとつひとつを「自立」へ

将来的なことを考えると、けんの生活のひとつひとつを「自立」の方向に持っていく必要があります。

自分で信号機を見ながら「安全に道を歩ける」こと

「コンビニやスーパーで買い物できる」こと

「イライラしてきたら上手に自分で解消できる」こと、など。。。

普通の子が自然と覚えていくことを、一つ一つ「習得」させてあげたいと思っています。



☟「いいね!」と思ってくださる方は、クリックをお願いします!

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村
にほんブログ村 家族ブログ 障がい者のいる家族へ
にほんブログ村