けんの放課後等デイサービス選び(方向転換)

放デイに通い始めて2年

おはようございます。

改めまして、我が家の長男 けんは自閉症です。

現在、特別支援学校の2年生を修了し3年目の春を迎えようとしています。

2年前から放課後等デイサービスを利用し始めました。

当初は週に3日だけの利用。

そのうち2日は療育中心のちょっとストイックな放デイ事業所A

そしてもう1日は楽しく遊ばせてくれる放デイ事業所B

週に3日だけという選択をした理由は「まだ支援学校にも慣れていないのに、毎日放デイだとけんもきついだろう」と考えたからでした。

2つの事業所を利用した理由は、事業所Aの療育方針にはとても賛成でしたが「これだけだとやはり苦しくなってくるのかな?」という理由から、楽しそうな事業所Bも1日だけ利用することにしました。

あれから二年。

けんも成長して来ました。

今では利用を週5日に増やし、週4で療育中心の事業所A、週1で楽しい事業所Bを利用しています。

ところが最近、楽しいはずの事業所Bにいくと、機嫌が悪くなることが増えてきました。

けんの成長に合わせて、親としても方向転換を考える時が来ていることを感じています。


ちなみに・・・

ちなみに事業所Aのストイックさは、利用開始前の申し込み時点からすでに表れていました。

電話で見学を申し込もうとすると「うちの事業所は療育にとても力を入れているので、楽しく遊ばせたいのであれば、うちは向いてませんよ」と最初からハッキリ言われました。

この、利用者にまったく媚びないところがスゴイ。笑

他の事業所とかなり違うので、夫婦で「マジで?」という感じ。

むしろ興味がわいてきました。

利用し始めれば、実際にはストイックなばかりではなく 楽しいことも色々とあるのですが、ファーストインパクトはなかなかのものがありました。笑

今でも妻とあの時のことを思い出して話すことがあります。

頑張ることが「楽しい」

さて、療育を進めていこうとする時、私はけんの中に二つの心があることを感じます。

一つは「マイペースでやらせて欲しい」という心。

もう一つは「頑張って、できることを増やしたい」という心。

この二つの心のどちらに重きを置くかで、療育の方針は大きく異なってきます。

専門家や学校の先生など、自閉症児の療育に関わる方々の中でも、意見が分かれているように思います。

で、私はけんの本当の心は後者の方(頑張ってできることを増やしたい)だと思っています。

自閉症児でも「自尊心」がしっかりとあります。

着心地の悪い身体を着て、怠けたい時や、何もしたくない時もあるでしょう。。。

だけど本当はそれに負けずに努力して、おしゃべりをしたいし、できることを増やして、自分を誇れるようになりたいはずなのです。

だから「ストイックな事業所Aに通い続けるときついのではないか?」という私たちの心配は杞憂でした。

課題に取り組む時、けんはむしろイキイキしているというのです。

逆に最近は楽しいはずの事業所Bでは調子を崩している様子。。。

放デイを利用し始めた時は「ガンガン療育する」という流れに乗れなかった場合を考え、二つの事業所を利用することにした私たち。

しかし二年間が経ち、けんにとってどちらの事業所に絞るのが良いのか、方向性が見えてきたように思います。


☟「いいね!」と思ってくださる方は、クリックをお願いします!

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村